3月21日
今日は気温9℃ほどだが
太陽光線が強いので風が当たらない場所に居ればポカポカ陽気だ
さて
シロクンはどこに居るかな?
たぶん今日もシロ庭に居そうだな
ということだったが
今日はシロ庭近くの茂みの中に居たようだ
おまえ、アレだぞ
そんなトコに居ると
またマダニにくっ付かれるぞ
つってたら
なんか右前足をビッコ引いて歩いてるな
おいおい、どうしたよシロクン
足の裏でも怪我しちゃったのか?
おなかは見せなくていいから どこか怪我してないか見せろよ
つってたら
あらー
これはまた こっ酷く やられたなシロクン
どうも相手から強烈な猫右フックを食らったようだ
こんなの人間だったら禿げたまま2度と回復しないような傷に見えるが
猫の皮膚と毛皮の毛根の回復力ったら凄いものがありまして
たぶん2週間もしたら短い毛に覆われて傷跡なんかも見えなくなってしまうよな
あと
背中にも猫爪でやられた痕があった
まだ生々しい傷跡なので
つい最近の喧嘩で負った傷のようだ
シロクン 『みてのとおり、まけいくさだったのだ』
そうか、そうか、大変だったな
まあ、牛乳でも飲んでゆっくり休めシロクン
俺の立てた膝の陰に入りスヤスヤとするシロクン
ということで
暫く俺の陰でスヤスヤとしていたシロクンだったが
急にスック!と立ち上がって
なんか珍しく俺とじっと目を合わせてニャーン!と鳴くのだった
なに? どしたシロクン?
つってると
ニャーン? ニャーーン? と、猫みたいな甘えた声で2度ほど鳴くのだった
なんだおまえ、猫みたいな声出しやがって
猫でもあるまいし
つってたら
なんか膝を立てて座っている俺の太ももに前足をかける仕草
えっ? おまえ、まさか? 膝の上に乗りたいの?
嘘だろ? こんなに暖かいのに......
人間の俺ですら少し暑いと感じるくらいのポカポカ太陽光線日和だぞ?
ということで
いちおう立てた膝を伸ばしてみると
なんの迷いもなくノソッと乗ってきた
どういうことだよシロクン
おまえ変だよ
猫みたいだよ
それに、おまえ、アレだよ
シロクンを膝に乗せる為に茂みに放り出した足が心配だよ マダニにやられないかな........
シロクンもアレかな........
喧嘩で負けたりすると心が落ち込んで甘えたくもなるんかもな
それにしても
暑いわー
この日溜りでじっとしてるだけでも少し暑いのに
シロクンの体温でもっと暑いわー
もう20分くらい経ってるんだけど
そろそろ下りろよー
もう充分だろ?
ほら、下りろって
つって
膝をユラユラさしたら
後ろ足だけズルッ!と落ちた
こんな体勢になっても
なんとか膝の上で寝ようとするシロクン
どうしたのよシロクン
背中の毛皮とか太陽熱で熱々になってるのに
こんな甘えるなんて猫みたいじゃないか?
さてはおまえ........
猫なんじゃないだろうな!
今まで俺を騙していたのか! この猫野郎!
つって
満面の笑みで背中を撫で回してやっていたら
シロクンはフンス!と溜め息をひとつ吐いて
膝の上からシュ!と下り
俺の体の陰で熟睡しだした
はぁ~.........
自分勝手な猫野郎だこと.........
アタイの身体を好き勝手使ったくせに!
なんなのこの身勝手な態度!
くやしい! キィィイー!
ということで
とても好い1日だった。