居酒屋の玄関とこに居るのが
ふじむらさん
午後7時~8時頃に通り掛ると いつもここに居る
タヌキの横のが ふじむらさん
玄関戸が開くのを待ってる ふじむらさん
お花の鉢の後ろにあるチェック柄っぽいのは ふじむらさん が寒い時の寝床
そういうことなので ふじむらさんは居酒屋の人に大事にされている
ふじむらさん は老猫であるので
しょぼくれたシロクンの眼よりも しょぼくれた眼をしている
老猫なので動きも遅い
ですから
過去に2度ほど撫でた事がある
知らない人から逃げるのも面倒臭いという感じだった
つまり、そういうヤツなので
居酒屋の前の車道は夜間でも そこそこ車の交通量のある対面2車線道路であるが
そこを とても ゆっくり横断しているのを3度ほど見た事がある
すぐそこまで車が迫ってきていても ゆっくり歩いて行くのでありますから
うわああ! ふじむらさん! うわああ!
と、俺は心配をした事がある3回
今の ふじむらさんは完全に居酒屋猫だけど
車道を挟んだ反対側にカラオケスナックみたいなのがありまして
そこは去年の春頃くらい?に閉店してしまったんだけど
そこでも猫メシを貰っていた猫であるので
昔の ふじむらさんは居酒屋とカラオケスナックを梯子して歩く猫だったのだ
なにゆえ 俺が ふじむらさんの存在を知ったかと言うと
近所のコンビニに歩いていく途中に
ここの居酒屋が入っている雑居ビルの前を通るからなの
仕事から帰ってきて夜メシ食った後くらいに
炭酸とかタバコとか買いにコンビニ行くと
あそこ いっつも猫いるなあ と、思っていたのが ふじむらさんだったの
もう5年ほど前から知ってる猫になるのかな
5年前も ふじむらさんは年寄りの猫の風貌だったから
けっこうなお年の猫さんなのだろうと思うの
しかしながら
歳の割には後脚などが痩せ細っていないので
まだまだ生きそうな ふじむらさんと思う。