2013年の7月30日以来

港、島横漁村、高台、およそ俺が知っている猫の居そうな場所から

完全に姿を消してしまったコーヒー牛乳







コーヒー牛乳........

2013年の夏、週末の度に海の家に通って来たし

夏と言えば夜でも車の交通量が多いですし

もしかしたら轢かれて死んでしまったんじゃないかコーヒー牛乳...........

あの年の夏のコーヒー牛乳は

クリティカが3匹の子猫を子育て中という事もあって

島横漁村から追い出されてしまったと思われるコーヒー牛乳でありまして

そんな居場所の無いコーヒー牛乳を

俺が海の家で週末だけ匿ったという事になりまして

問題だったのが

海の家の前の車道は直線が続く道路ですから

野良猫にとったら危険だと思っていたのでして

出来れば島横漁村に戻って生活の基盤を立て直して欲しいと思ってたんだけど







とにかく

そういうことで

俺が中途半端に優しくしなかったら

車に轢かれて死ぬなんて事にはならなかったんだ..........

間接的にコーヒー牛乳を殺したのは俺だ

俺はどうしたら良かったんだろう？

コーヒー牛乳はまだまだ若い猫だったのに殺してしまった

俺が死ねばよかったのに

そんなふうにずっと思っていた










そして今日

なんとなく 国三 ヒトデ と打ち込んで検索してたら

島出荘という民宿旅館の女将のブログに行き着いた

2014年の6月30日

その民宿にｴｻを強請りにきたという野良猫の写真が貼られていたのだけど



これ、コーヒー牛乳じゃね？

この毛皮の柄、口の周りの茶色さ、見間違う事はない間違いなくコーヒー牛乳！



居なくなった2013年の7月の終わりから

2014年の6月終わりまで1年近く経過してるけど

コーヒー牛乳ちゃんと生きてた！

生きてたんだね！　ばかやろう！










ということだったが

続けて女将のブログを読んでいったら

コーヒー牛乳、そこの民宿で飼われる事になった



先住の猫と一緒に飼われとった

名前を　若　と、名付けられて飼われとった

こ、ここここ、コーヒー牛乳...........　良かったじゃない............

飼い猫として幸せになるんだぜ！

つってたら

2014年の8月の初めくらいに

コーヒー牛乳は家出して行方不明になってしまったようだ



えっ？　ええ？

飼ってもらえる事になってから

たった1ヶ月で行方不明？

うそだろ？

ちゃんとその後、帰ってきたんだろ？

つって読み進めたが

どうもそのまま現在に至るまで行方不明っぽいんだよなこれが.........

たぶん首輪とか付けっぱなしで行方不明ぽいんだよなこれが.........

コーヒー牛乳..........

なにやってんだよコーヒー牛乳..........

家猫としての幸せはおまえには合わなかったんかよ...........

しかしながら

少なくとも2014年の8月までは生きてそこに居たんだよな？

ｵｯｼﾏｰからﾏｯﾂｼﾏｰまでは猫の足からするとかなりの距離と思われるが

そんな広範囲を旅して歩ける猫に育ったんだよなコーヒー牛乳はきっと

だったらｵｯｼﾏｰからﾏｯﾂｼﾏｰまでの海岸線に沿って探せば

もしかしたらそこらの何処かで生活してるかも知れないんだよな？

俺の鍵束の音、まだ覚えてくれているだろうか？

行くよ俺さがしに行くよ

生きてろよー　コーヒー牛乳

もし奇跡が起きて再会できたら

その首根っこ掴んで島出荘に連行してやる

そうしてから

島出荘の玄関口で

もう1度だけ飼ってくれませんでしょうか！　こいつアホだけどアホの猫なんです！

つってコーヒー牛乳と一緒に土下座しながら女将に頼んでみるよ

ということなんだけど

もし別の誰かの飼い猫になっていたら

ちょっと難しいよな

なんか他のとこで世話になっている気がする猛烈にそんな気がする

そういう猫っぽいもんなコーヒー牛乳

そういう猫なんよコーヒー牛乳は絶対そうよ

人間の気も知らないでﾌﾞｰﾝと飛んでいっちゃう猫なんよコーヒー牛乳は

きっと長生きするﾀｲﾌﾟの猫だぜあいつは

だから大丈夫だと思うのよ

絶対に何処かで生きてると思う。