[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
とびひは主に黄色ブドウ球菌という細菌(バイキン)による、幼小児のうつる皮膚病です。
冬より夏に流行する傾向があります。
病変部位から出た膿がつぎつぎと広がっていくことからとびひと呼ばれています。
他の子供に飛び火(とびひ)することもあります。
このバイキンは多くの人の鼻の中で病気を起こさず棲んでいます。
風邪の後、鼻水によって鼻の周りから出来始めることがあります。
虫刺されや、湿疹のひっかき傷、擦り傷などにバイキンが感染して、始まることもあります。
黄色ブドウ球菌は、表皮剥離毒を産生するので多くのとびひの症状は水ぶくれで始まります。
水ぶくれは簡単に破れて、赤むけ(ビラン)となりその周りからさらに拡大したり、
周辺に新しい病変を作ったり、飛び火(とびひ)することもあります。
日本では稀ですが、かさぶたを主症状とするとびひもありこの場合は化膿性レンサ球菌という細菌が主な原因菌です。熱が出ることもあります。ごく稀ですが、腎炎などを起こす場合もる十分注意が必要です。
「とびひ」の正式な病名は「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」といいます。
細菌が皮膚に感染することで発症し、人にうつる病気です。
掻(か)きむしった手を介して、水ぶくれ(水疱(すいほう))があっという間に全身へ広がる様子が、火事の火の粉が飛び火することに似ているため、「とびひ」と呼ばれています。
「とびひ」について詳しく知ろう
とびひの原因は?
とびひは、虫さされや汗疹(あせも)を掻いたり、小さなケガでできた皮膚の傷に細菌が入り込み、感染することで発症します。
とびひの原因となる細菌は、主に次の2つです。
黄色ブドウ球菌 (おうしょくぶどうきゅうきん)
健康な人の皮膚の表面や鼻の中にいる常在菌です。傷口などから皮膚に入り込み、増殖するときに出す毒素がとびひ発症の原因になります。 とびひの多くは、この細菌が原因です。
黄色ブドウ球菌
.
化膿レンサ球菌(かのうれんさきゅうきん)
健康な人の鼻の中やのどにいる常在菌です。傷口などから皮膚に入り込むと、とびひ発症の原因になります。
※A群β溶血性レンサ球菌(溶レン菌)とも呼ばれます。
「とびひ」にならないために
日ごろから、皮膚を清潔に保つ
手をよく洗い、爪は短めに切っておきましょう。
.
鼻をいじらない
鼻の中には、とびひの原因となる細菌がたくさんいます。
鼻の中をいじった手で体を掻くととびひにかかることがあるので注意しましょう。
.
アトピー性皮膚炎の患者さんへ
アトピー性皮膚炎の患者さんは、皮膚のバリア機能※が低下しているので、細菌に感染しやすく、とびひにかかりやすい状態にあります。
皮膚を清潔に保ち、しっかり保湿し、日ごろからスキンケアを心がけましょう。
※バリア機能:外からの刺激や有害物質から体を守ったり、体内の水分が外に逃げていかないようにする働き。
ただいまコメントを受けつけておりません。