6月19日
港の海際でカニ見てたんだよ
なんだなんだ つってシロクン来たんだよ 来なくていいのに
いや、ほら、ここにカニ死んでるんだよ裏返って
うわっ、なんだよシロクン後ろでどんな格好なってるんだよ
なにしに来たんだよシロクンよお
あと
この日は短突堤にフグが落ちてたんだよ2匹も
腐敗臭がするよ
シロクンには腹いっぱい食わせてやったから
まさかの事態はないだろうけど
少し心配だったので
この腐敗フグを海に蹴り捨ててやろうとしたが
既に体液が漏れ出た常態だったので
短突堤のコンクリに張り付いちゃってた
6月22日
短突堤に打ち捨てられていたフグなんだけど
3日経過した後でも誰にも食われずにそこにあったよ
もうミイラみたくなって腐敗臭もしなくなっていたけど
シロクンはあそこで立ち止まって俺に向かってニャーニャーと鳴いた
『 これは食えないぜ、食ったら死ぬぜ 』
ということを俺に教えてくれたのかも知れない
シロクンは完全にフグに毒がある事を分かっている
こんなに近寄ってもフグの臭いすら嗅がない
シロクンはどうしてフグに毒がある事を知っているの?
猫のママから学んだの?
だとしたらどのようにして?
猫のママとの会話の中で学んだの?
それともフグを食べようとしたら猫のママに怒られて学んだの?
どうして知っているんだ猫のママの猫のママはどうやって知ったんだフグのこと
港の近くに住む野良猫の一族には
脈々とフグについての言い伝えが生きているのか?
教えてくれシロクン 俺は気になります!
ということなんだけど
『 オレのなかの野生から学んだのニャ! 』
みたいに言われたら
そうとしか思えない
港の野良猫だけでなく
ウミネコだかカモメどももフグ毒の事をどうやって学んだの?
あなたもそう
一部の魚の中にはテトロドキシンという毒を体内や皮膚に宿しているモノがいるということを
どうやって学んだのか
ひゃっぽゆずってだ
百歩譲って野良猫や野良犬ならその鋭い嗅覚でアレしているから毒が分かるつっても
まあ、そんなアレもあるのかな? とも思うけど
おまえらみたいな鳥さんは違うだろ
鳥さんは嗅覚よりも視覚に頼ってアレしてるだろ?
だとしたら
なんでフグに毒があること分かるの?
不思議!
なんでフナムシも知ってるの・・・
3日前はあの腐敗臭だ
浜辺の掃除屋のフナムシが気づかない訳が無い
だのに、なぜ、フグ、食べない
食べないと言う事は
フグ毒・テトロドキシンはフナムシにも毒だと言う事にならないか?
虫も人間と同じにテトロドキシン食うと死ぬのか?
それじゃ
昔にエッチゼン海岸の突堤で見たスズメバチはなんだったのか?
突堤の先まで歩いてる途中で
原付のエンジン音みたいなのが聞こえた
スズメバチの羽音だった
びっくりした
全部で4台くらい原付のエンジンが飛び回っていた
なんでこんな突堤にスズメバチが・・・
つって進行方向の足元を見てみたら
フグが打ち捨てられていた
そのフグをスズメバチが食ってた
正確に書くと
フグの肉を食い千切って肉団子にして解体作業していた
突堤の中間くらいでビィィ~ンと飛んでたスズメバチは
フグの肉団子を巣に運ぶ運搬飛行してた訳だ
そうするとなると
スズメバチにはテトロドキシンが効かないと言う事になってしまわないですか?
フグの毒がある部分とない部分を選り分けて肉団子にしていたのかな・・・
そこまで頭いいのスズメバチ? 虫のくせに?
まじで分からない
この世は不思議でいっぱいだ・・・
あと
漁具小屋裏のフェンスに寄り掛かって下を見てみたら
なんだあれ?
綺麗な色の鳥さん?
こ、こここ、この鳥さんは・・・
首元を突かれたような痕があるけど
この綺麗な瑠璃色の羽の鳥さんは・・・
もしかしたらカワセミさんなんじゃないだろうか・・・
清流の宝石と呼ばれるカワセミさんが
なにゆえ
このような港で無残な姿になっているのか・・・
だからシロクンを呼んでみた
フグと同じで
シロクンは臭いも嗅がずに全く興味なし
つっても
猫は狩った後の動かなくなった獲物に興味なくしちゃうのもあるから
シロクンの仕業なのか
それともトンビなどの大型の鳥の仕業なのかは分からない
シロクンなんかいい年の猫だから
無駄な体力消費して狩り遊びするような猫には思えないんだよな
こんな小鳥だと食べるトコなんか少ないし
ということで
夏場の小さい港では
よく眼を凝らすと面白いモノが落ちてたりして
そういうので色々と考えてみたりして
なかなか楽しいよ
ということで
不思議だなあー・知りたいなぁー
と、思った事が多かったので
何も解決してないけど知識・お役立ちカテゴリーに入れておこう。