7月20日の海の日

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2024/11/28 10:29

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7月20日の海の日

7月19日

夜のシロクンを観察してから

海の家へと戻ると

携帯に不在着信があったので

折り返しますと

明日みんなでﾊﾞｰﾍﾞｷｭｰをするんだって

ということで

猫とばかり遊んでいると人間の友達いなくなってしまうので

ﾊﾞｰﾍﾞｷｭｰに参加する事にしたんだね

今日は泊まるつもりだったが

面倒臭いけど家に帰ったんだね

そういえば

ﾊﾞｰﾍﾞｷｭｰ会場はｴｯﾁｾﾞﾝ海岸だと言っていたので

それだとやっぱり海ﾊﾟﾝが必要なんだろうな

海ﾊﾟﾝ....... 車の中のどっかにあったな........

ということで

帰ってきて車の後部座席をｺﾞｿｺﾞｿ探していたら

海ﾊﾟﾝみつかったんだけど

ついでに失くしたと思っていた初代ｼﾞｯﾎﾟｰも見つかった

ということで

7月20日　海の日

午前8時30分　T藻君の車に便乗さしてもらい

ﾌﾟﾗｿﾄ3で全員集合しまして

お買い物を終えまして

ｴｯﾁｾﾞﾝ海岸へと移動す

おおっ！　まさか自転車で海を目指すつもりか？

やめとけって......

いくら若いからって

今日も最高気温35℃近くいくんだぞ.......

既に地獄の熱射だし

ということだけど

こういう事する子らは大好きである

辛いだろうけど絶対に良い思い出になること確実だから

頑張れよ！　という気持ちになります

ということで

空調の効いたT藻君の車で快適に海に到着

ﾄﾝﾈﾙを潜りまして

ここがﾊﾞｰﾍﾞｷｭｰ会場らしい

軍艦岩？

あそこの岩かな？

痛い....... 夏の青色が寝不足の目に痛い........

へえ

下のほう浅い水路みたいになってるのか

これはお子様にも安心なアレだな

階段を下りて行くと

こんな感じのとこ

海沿いの高架道路の下を上手く利用した

海水浴場だったぞ

午前中の間は日陰があるので

お年を召した大人たちに嬉しいね

川が近くに入ってるみたいだけど

海水も綺麗だったね

友達のお子様どもも気持ち良さそうだった

ということで

腰のへんまで海水に浸かって

寝惚けたﾎﾞｰｲｽｶｳﾄのような虚ろな目をしておると

38くん！　奥いこ！　大きいカニ取りに行こ！

と、知らないお子様から声を掛けられた

えっ？

だれ？　おまえ？

なんで俺の名前しってるの？

T菓子が連れてきた親戚の子？

それか、ここで溺れ死んだ子供のオバケかな？

つって

顔をよく見たら

T壱の息子のパル吉だった

そういえばT壱の息子となんか3年くらい会ってなかったもんな

へえー！　

そっかそっか、知らん間に随分と大きくなったんだな

何年生になったの？　ほう、ほう、そんななったか

うん、うん、それで？

海を渡って30ｍくらい先の岩場に上陸したいと？

そこに大きなカニが居るかも知れないと？

よしよし！　なるほどなるほど！

ちっちゃかった頃と比べて

かなり言語を操る能力が高まったな

どうしたい・こうしたいと言う主張が俺にもﾊｯｷﾘ分かったぞ

だったら任せとけ！

ほら、あそこにT藻君いるだろ？

海を渡った先の岩場にはT藻君が連れて行ってくれるぞ

分かったかい？　今のパル吉なら分かるだろ？

俺はここで煙草を吸うのが忙し........

(ｷﾗｷﾗした目で上目遣い)

えっと....... あのな.......

じゃあ、ほら、あそこにおまえのお父さんが居るじゃない？

お父さんに連れていっ..........

(T壱は夫婦で何か言い争っている様子、夫婦喧嘩かな.......)

ぬうう......

ぐぬうううううう..........

へいへい！　わっかりましたよ！

おまえマジでアレだからな

岩場で俺が足裏とか切って血が出たりしたら

めっちゃ泣き喚くからな

それはもうおまえが引くくらいワンワン！泣くからな

俺がパル吉のお父さんにオンブされて帰る時は

パル吉は自分ひとりで浮輪で海を渡らないと駄目なんだからな

それとなんだ？

カニぃ？　でっかいカニぃ？

どれくらいのカニの事をでかいと言ってるのか知らんが

俺をパーティーに入れて行動すると言う事は分かってるんだろうな？

絶対に満足できるサイズのカニつかまえるまでアレだからな？

帰んないからな！　

ということで

浮輪のパル吉を牽引しながら奥の岩場を目指す事になったが

岸に近いトコめっちゃ水深浅い

膝丈くらいしか水深ない

これはアレか？

子供の為に砕石とか入れて浅くしたるんか知らないが

けっこうなゴロ岩でそれに海藻などが付着して滑りまくりである

ｽﾞﾙｯ！　ｸﾞｷｬｯ！(足首を捻った音)

　　　俺　『ぴぎぃぃぃぃぃぃぃい！』　　　

　　　　　　パル吉　\ ﾋﾞｸｯ！/

パル吉　　『大丈夫！？血ぃ出た？』

分かんない！　水中だから分かんないから！

でも！　すごく痛かったのは事実！

これは....... けっこう注意して進まないと.......

ということだったが

お？

ここから少し深くなってきたぞ

海底を蹴って進む事が出来るぞこれなら

ということで

調子に乗ってグーーーン！グーーーーン！と

海底の岩を蹴って進んでいると

　　　ひざ！　岩に！

　　　　　　ガーーーーーーーーーーーーーン！！！

　　　俺　『アアアアアあああああーーーーーーーーーーーーーん！』

　　　　　パル吉　\ ﾋﾞｸｩ！ /

　　　　　パル吉　『大丈夫！？血ぃ出た？』

分かんない！　水中だから分かんないから！

でも血ぃ出ててもおかしくないくらい痛い！

もう俺は駄目だパル吉　膝に矢を受けてしまってな........

もう、なんていうの？　アレだ

ほら、ここから先、サメでるから

俺たちのパーティーだとサメでたら全滅だから

なんていうの？

ほら

あっちの川みたいになってたトコの奥に場所変更しない？

あっちのほうがカニ居る気がするぞｵｼﾞｻﾝは

パル吉　『うん！川のトコでいいよ！』

すまん..... すまんなパル吉.......

膝に矢さえ受けなかったら..........

ということで

まあ、そういうことで

大きなカニは捕獲できなかったが

海底に沈んでいた綺麗なアワビの殻を獲得しました

あと

水路の奥でパル吉を岩の上に抱っこして上げた時に

俺の腰骨がパキィ！つった

ほおおお！　ほわあああああ！

おっ、おっ、おまえおまえパル吉さん？

なっ、なっ、ななななな、何㌔体重あるんかな？

　パル吉　『 30㌔ありまぁす！』

そっ、そっ、そそそそそ、そうなん？

さ、さっ、最初に言おっか？　体重けっこうあるよって

　　パル吉　　『言ったよ！重いよって言ったよ！最初に！』

あっ、あっ、ああ、そうなの？

ま、ままま、まあ、それならべつにいいや

もっ、もももも、戻る時はゆっくり帰ろうね

ｵｼﾞｻﾝ膝だけでなく腰にも矢を受けてしまってな..........

ということで

ﾊﾞｰﾍﾞｷｭｰも滞りなく

午後4時過ぎに後始末を終えまして

駐車場へと戻る途中の

あそこ、オワカリダロウカ.........

デーン　デーン　デーーーーーーン！

デーン　デーン　デーーーーーーーーーーン！　(火ｻｽのﾔﾂ)

ということで

疲れたが

美味しく楽しかった

さて

家に帰ったら昏々と昏睡しよう

ということだったが

T壱がオソロシイことを言い出す

今日は午後8時30分からｴｯﾁｾﾞﾝ花火大会がある

それも観て帰ろう

ということだった

えっ？　まだ午後5時になったばかりなんだが.........

んん！？　んんんんんん！！　と、思った

なし崩しに俺とT藻君もｴｯﾁｾﾞﾝ海岸に居残る事になった

T菓子兄弟とその子供らとはここでお別れ

ということで

時間潰すのと塩っぽい体をｻｯﾊﾟﾘしたいのとで

近くの温泉に入る事になった

海水浴、ひざガーーーン！、ﾊﾞｰﾍﾞｷｭｰ、温泉、花火大会

すごく忙しい1日に思ったが

小さいお子様のいる家庭だと

これが夏の休日の1日なのかと心中お察しした

ということで

温泉あがってから

すぐ近くの飯屋さんで夜ﾒｼ食った

俺とT藻君はハマチ丼を食べたが

けっこう美味しかった

T壱はカレーうどん食ってたけど

なんでｴｯﾁｾﾞﾝ海岸まできて海産物じゃなくカレーうどんを食うのか

意味が分からん

花火大会はじまる