5月25日
海遊び後にシャワー浴びてから
港のシロクンに会いに行った
時刻は午後6時30分
最近は海遊び後が多いから
いつもこんな時間帯になってしまうな
つってたら
ようシロクン元気だったか?
うん?
なんかオナカふくらんでないかシロクンよ?
ということで
漁具小屋の裏でシロクンとゆっくり過ごす
ほら
シロクンそろそろ夕間暮れだな
ちょい前だとこの時間帯は少し肌寒かったけど
今はまだ気温が22℃もありまして
Tシャツ1枚で極快適な気温だ
ですから
今日は完全に日が暮れてもゆっくりシロクンと過ごせるぞ
ということで
シロクンの足元にカリカリを一掴み置いてみたら
7粒ほどカリカリ残したシロクン
どうしたシロクン腹へってなかったの?
ということなんだけど
この前のような死ぬ死ぬ詐欺ではなく
既に腹いっぱいの状態だからカリカリ要らないらしい
写真では分かり難いけど
最初のシロクンに違和感を感じたのは
やたらと横に腹が張っていたのが原因だ
たぶん腹いっぱい分の魚の粗が食えたのか
それとも釣人に小魚大盤振る舞いされたか
なんにしても
シロクンにとって今日は幸せな日だったらしいぞ
ということで
既に腹がいっぱいのシロクンは
なんとなく御満悦な表情でゴロゴロ
そうかシロクン
よかったな~ 腹いっぱいで~
あと
シロクン俺は前から思ってたんだけど
下の角度から見るシロクンの口元って
少しカニの腹に似ているよな
この三角形の口元って
猫の体の部位の中でもかなりカワイイ部位だと思うんだけど
まさかカニの腹に似ているとはな・・・
俺はとても不思議に思うよ
猫の口元はカワイイと思うのに
それに似ているカニの腹はべつにカワイイと思わない
不思議だなほんとに人間の脳味噌って
う~ん・・・
アレかな? 毛の話しになるのかな?
もしカニの甲羅が腹まで毛でフサフサだったら
カニの腹もカワイイと感じるのだろうか?
・・・うん・・・ たぶん違うな・・・
毛が重要という話でもないようだ
と
そんな事を考えながらシロクンにデジカメ向けていると
珍しくシロクンがデジカメのストラップに猫フックを繰り出してきた
おっ! おっ?
どうしたんだシロクンみたいなオッサン猫がじゃれついて
そうかアレか?
腹いっぱいで幸せだし少し遊びたい気持ちになっているんだな?
よし来いシロクン!
俺とシロクンの仲だ
少しくらい爪出して俺に怪我さしたっていいんだぞ?
シロクン シャッ!
おっと危ねえ
そう来たらシロクン次はこっちだ
シロクン シャッ!
うひょー! ギリギリだったな今のは
それならば これはどうだシロクン!
あはははははは
シロクン 『 あきた 』
あっ・・・ そう・・・
早かったなぁシロクン・・・ 飽きるの早かったなぁ~・・・・
俺だけちょう楽しかったのに・・・
さて
シロクンは既に腹がいっぱいと言う事で
いちおう今日も黒缶もってきてるけど
後でゲボ吐いたら意味ないし
牛乳ちょっとだけ飲む?
牛乳後のシロクン
今日はまだマシだな
さては野良猫教室で紳士的な牛乳の飲み方講座とかアレしてきたかシロクン?
ということで
その後はコチョコチョと首周りとか肩などを撫でておりました
後足がすごくカワイイ
思えば
俺もここ数年の猫との付き合いで
そこそこの腕前の猫撫で師になってしまったな・・・
みたいな事を考えていたら
シロクンと居る漁具小屋の裏に
スカアラの漁師さんが咥え煙草でトコトコ歩いてきた
それで
その漁師さん、いつもは俺とシロクンの事を遠巻きで見ていて
こちらにニッコリと微笑んでくれるだけなんだけど
今日は隣でウンコ座りして
シロクンの事を一緒に撫で始めた
俺は漁師さんの対猫撫で術を見逃さなかった
漁師さんシロクンの尻をペシペシ叩きだした
あああ! そこは変態のシロクンが一番好きな場所ぞ!
その場所を的確にアレしていると言う事は
この漁師さん
過去に一度や二度シロクンを撫でただけではあるまい・・・
か、かかか、確実にシロクンを可愛がっている人だなコレ・・・
もしかしたらシロクンとの付き合いが俺よりも長いかも知れない
ということで
そのままシロクンを撫でながら
スカアラの漁師さんと会話した
その中で興味深い内容だったのは
ちょっと前までこの港のボス猫だったヤツ知ってる? 顔が大きい猫で足が曲がった・・・
つわれたので
ああ、もしかしたら前足が不自由だった老猫ですか? ☆画像クリリンク
つったら
そうそう、びっこ引いた猫だ
あいつはニャーと呼ぶとニャーと返事を返してくれる面白い猫だったが
ここずっと姿を見ていない
たぶん死んでしまったんだな
昔はアイツがこの港のボスだったが
今はコイツ(シロクン)がこの港のボスだ
と
ひとしきりシロクンの尻をペシペシ叩きあげてから
最初から最後まで笑顔のまま自宅へと戻って行った
ああ・・・
確かにあの老猫の姿は去年の夏以降見ていない
そうか・・・ あいつも死んじゃったのか・・・
いや
それよか
それよかシロクン!
お、おおおお、おまえみたいなフム顔のフニャフニャした猫が
ぼ、ぼぼぼボ、ボス猫だって!?
うそだー
信じられるかー?
こんなフニャフニャのアホのシロクンがよー?
シロクンなんかヤクザ猫きたらすぐ逃げちゃうじゃないか?
いや
いや、まてよ・・・
よく考えたらアレだな・・・
ここ最近いつもシロクン港に居るけど
こうやって一箇所に居られると言う事は
この港をシロクンが治めていると言う話にもなるよな?
高台のほうから魚の粗をバケツに入れて
港へと下りてくる漁師さんも居るんだけど
そういう時って
高台に住んでる野良猫も後を追って港まで一緒に下りてくるんだよな
そうするとなると
高台から下りてきた猫は自然とシロクンと遭遇せざるを得なくなるけど
もしかしたらシロクンはその猫らとの戦いを勝ち抜いているのか?
それだけのチカラのある猫なのかシロクンは?
まさか信じられないけど
毎日港を観察しているスカアラの漁師さんが言うんだから
し、ししし、シロクンが港のボスなのかも知れない・・・
ヤクザ猫には勝てないけど
いちおうそれなりに港ではチカラある猫なのかも知れない
そうするとなると
今までアホ猫だフム顔だ白毛玉だ変態猫だ
なんて書いてきたけど
ちょっとアレしないと駄目だな・・・
敬意を払ってアレしないと駄目になるな・・・
俺の友達の猫って港のボス猫なんだ
なんて、ちょっと鼻が高くなるな・・・・・
これからはシロクンさんと呼ばないと駄目かな・・・・・
サカナクンさんみたいで呼びにくいなこれ。
追記・・・
足の不自由な老猫の記録
2011年6月17日
あいよっ!
と
返事を返してるのは
たぶんスカアラの漁師さんだ
今でも当番制のアレなのか知らないけど
夕方になるとスカアラの漁師さんが火の用心を言って周っているのを知っている
自分の掛け声に返事を返してくれる野良猫なんか
なかなか居ないぜ
きっとスカアラの漁師さんにとったら
愛すべき野良猫だったんだろうな
どんな野良猫にも
その1匹1匹に人との・・・・
と、感じざるを得ない
足が不自由なのに野良猫としてよく頑張った猫だった
そして
きっと過去に触れ合った数人の人の心に
猫型の穴を開けて逝ったんだな
俺とはあまり縁がなかったけど
実に立派な野良猫としての生涯だと思うよ
くそう・・・
野良猫ってヤツは
野良猫ってヤツはよおおおおお
なんて大きくて愛すべき存在なんだろうと思います。