7月13日
E突堤川側の根元を探索した時のこと
ここの古い波消しの隣に
このように川から運ばれてきた砂が堆積した
ポケットビーチみたいなのがあった
んん?
なにか見慣れないモノが漂着している
ひいい なにかの動物の死体だ・・・
あんまり近寄りたくはないが
気になるので観察してみた
毛皮は既に剥がれていて
見た目にもブヨブヨとしていそうだから
これは腐乱死体なんだろうけど
不思議と死臭はしなかった
ですから
露出した頭蓋骨を正面から観察すると
ギザギザの奥歯、上下の犬歯、小さな前歯
カワイイ小さな前歯・・・
ああ、これは
シロクンの歯と同じだ
この死体は猫のモノなんだろうな
しかし
猫にはこのように耳に骨なんか無い筈だけど?
耳の形を形成する軟骨みたいなのはあるのかも知れないが
これはどう見ても骨ですし
耳骨がある動物って誰だ? そんなヤツ存在するのか?
と、思ったけれど
耳の骨のように見えるのは
たぶん頬骨が破損したヤツだろう
しかし
こうやって見ると
両腕を広げて、方膝を少し立てた姿ですから
まるで十字架に磔にされたキリストのようだった
さらに
猫の死体から15歩くらい歩いたところに
面長である事から
たぶんタヌキではないだろう
どうも犬の死体のようだ しかし、こっちはけっこう臭う
こんな狭い砂浜に
2体も動物の死体があるなんて
そういえば
台風の前からずっと川の水位が高かった
もしかしたらキリスト猫は川原を縄張りにしていた猫だったのかも知れない
増水中のいつもと勝手が違う縄張りを巡回していたら
誤って滑落して流されてしまったのかも知れない
決め付けるのはアレだけど
そういう可能性が高いのは否めない
死ぬのは辛かっただろうか恐怖だっただろうか・・・
可哀想に・・・
しかしながら
シロクンだってこうなる危険性は大いにある
あいつも波消しの下の海面ギリギリまで下りて魚の粗を狙う粗ハンター猫だもの
どうかキリスト猫のようにならぬようにお願いします
ということなんだけど
犬のほうはどうなんだろう?
Mが言うには現代の山にも野犬が居るつってたけど
それが人が飼っていた犬が脱走した成れの果てなのか
はたまた
猟友会とかの人が猟犬を捨てて行ったものの成れの果てなのか分からんけれど
そういうのが川を下って漂着したものなのだろうか?
それともキリスト猫と同じように川原を縄張りにしていた犬だったのか?
でも、近年じゃ野良犬なんか見た事ないからな・・・
誰かの飼犬だったヤツじゃないといいんだけど
ということで
これらがもしある程度、生前の姿を保っていたら
痛々しすぎて観察など出来なかったように思う
ということで
ここのビーチはこれ以後、死のビーチと名付けよう
あと
この2日3日前に
ここらの海岸で人間の両腕と下半身が見つかったんだけど
確か死後5日から1ヶ月のモノで
事件性は無いものと見ている
と、新聞に載ってた気がする
事件性は無いものって・・・
どういう事でアレなの?
刃物で切断されたような痕が無いと言う事?
お魚がツンツンと啄ばんでたら切断面も何も無いと思うんだけど
それでいいんだろうか?
それよか
一番大事な部分は胴体と頭部だろ?
海遊びしてる時に千切れた人間の腕とか当たってきても恐怖だけど
内臓ベロンベロンの胴体とか
パンパンに膨れ上がった人間の頭部とかが当たってきたら
まじで気が遠くなると思うぞ
はやくみつけてーーーっ。