12月23日
お久しぶりの晴れ間だ
しかも天さんの誕生日で祝日だ
ということで
自宅で昼メシ食ってから海へと向かう
もうちょいで海
というところで
ふと思う
そういえばもうすぐクリスマスだな
シロクンにプレゼントでもあげようか
シロクンなにが嬉しいだろう?
やっぱり食べ物だよな
ということで
途中のザーイで お造り盛り合わせ を購入す
実は
これを手にしてレジに並んだとき
なかなか恥ずかしいものがあった
他にも色々と食材を購入したなかのひとつならべつにアレなんだけど
俺が手にしているのはこの お造り盛り合わせ と ペットボトルのお茶1本だけ
これってアレじゃない
昼メシ時も過ぎた微妙な時間帯に 刺身とお茶だけ買って帰るって
なんかオジイチャンの買い物みたいじゃない?
恥ずかしかったが
シロクンの喜ぶ顔が見たいが為にグッと我慢したぞ
ということで
島駐車場に車を停めて
2、3歩あるくと
そっこうでシロクンでてきた!
この前の2回ともトンネルの向こう側に居たので
まさか港でシロクンに呼び止められるとは思いもせなんだぞ
ということで
フォッ!フォッ!フォ!
シロクン今日はシロクンにプレゼントがあるんジャ!
コレじゃ!
お刺身じゃ! メリークリスマス!
ほーらほら
おさしみだぞー
ぎゃあああああああああああああああああああ
いたたたたたたた
いたい!いたい!
シロクン! ゆび!
俺の指くってるって!
い゛だい゛ッ!
はあ....... はあ........
ま、まあ、シロクン落ち着けって........
これはシロクンだけのモノだから
誰も横から掻っ攫ったりしないから
な、な?
ほうら
次のお刺身っイタタタタタタタタタタッ!
アホかーーーーーーーーーーーーーーっ!
このっ!
アホかぁーーーーーーーーーーーーーーっ!
痛えっつってんだろうがアホの猫のアホかぁーーーーーーーーっ!
おーーーいてえ!
まーーーじでいてえ!
血が出る一歩手前だぞシロクンがアホのせいで
ということで
ほうらシロクン..........
最後のお楽しみ
まぐろだよー
シロクン 『 まぐろっ!』
そうそう
俺の指ごとじゃなくて
そうやって落ち着いて食べたらいいんだよ
ということで
シロクンへのプレゼントは1分と掛からず全部なくなった
なんせ
次から次へと与えないと
お造り盛り合わせの皿に襲い掛かりそうな勢いだったからな
アレだぜシロクン
吉野家の牛丼大盛りの値段よりも高かったんだぜ
それをたった1分も掛からずに.......
まあ、いいや
んん?
なんだシロクン?
まだ食べたりないのか?
ほら
シロクンほら
もう全部シロクンが食べちゃったんだよ
な?
ほら、指の匂い嗅ぐ?
もうお刺身ないの、わかる?
ということで
シロクンに左手を差し出すと
シロクンは指の匂いをクンクンと嗅いでいる
まだ俺の指にお刺身の脂の匂いが残っているのだろう
とにかく
これで分かっただろ?
俺はもう何処にもお刺身を隠し持ってはいないのだよ
シロクン 『 ガブリ!』
ぎゃああああああああああああ
いやあああぁーーーーーーーーーーーーーーーっ!
ということで
シロクンの新しい一面を発見出来たな
シロクンにお刺身を見せると凄く凶暴になる
こわいねこだよ
なんだかんだ
喜んではくれたようだし
そろそろ俺の歯がカチカチ鳴ってきたので
俺は帰りますねメリークリスマスだよシロクン
すぐに次の寒波がやってくるようだから
猫風邪など引かぬようにね。