9月29日
最近ではトンネル向こうに居る事が多いシロクンですので
観光客車両でいっぱいの島駐車場になんとか空きを見つけて駐車し
徒歩でトンネル潜って こだ☆い坂 の上り口まで歩くと
シロクンは こだ☆い坂 をトテテー!と駆け下りてきた
俺の足元まで歩いてくると
シロクンはバタッと倒れて地面にゴロゴロとする
この地面にゴロゴロなんだけど
ゴロゴロしてる最中のシロクンは薄目を開けていて
ゴロゴロしている姿を俺が見ているかどうか確認してくる
だからゴロゴロ中のシロクンのことをちゃんと見ていてあげないといけない
猫にとっての地面にゴロゴロとは
どうも3つ4つくらい意味合いがあるっぽいけれど
そのひとつには最上級の挨拶みたいなのも含まれているのだろう
だから
それを無視するのは猫に対して失礼なこと
ということで
ひとしきり地面にゴロゴロするシロクンを真面目に愛でましてから
こだ☆い坂 を上ってトンネルの上の空き家へと移動する
牛乳のます
おなかいっぱいになったシロクンはすぐに寝に入る
俺の足を枕にしているので
こうなるともう
俺は1歩も動けない
暫くの間、煙草を吸って立ち尽くす
さて
シロクンもスヤスヤの気分になってきたらしいので
俺はそろそろ帰りますね
ということで
鍵束を尻のポケットに仕舞って音を消して
いつものように
そうっとシロクンの前から姿を消したつもりだったけど
こだ☆い坂 の下まで追い掛けて来ちゃったシロクン
今日はいったいどうしたんだねシロクン?
今日もいつも通りおなかいっぱい食わせてやった筈なのに
なんでついてきたんだねシロクン?
もしかしたら寂しいのかねシロクン?
いつだって1匹猫狼で暮らして居るシロクンが寂しいとか感じるものなのかね?
ということなんだけど
人間にとっても秋口はなんだか寂しい気持ちになるものですから
猫だって寂しくなるのかも知れないな
ということで
さらに30分延長してシロクンの背中を撫でた。