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4690と38の日記

釣人とシロクン

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釣人とシロクン






3月12日




遠くの景色は霞んでいるけど

今日は気温14℃くらいある。

きっとシロクン港で日向ぼっこでもしてるんじゃないかな?

前日に雨ナさんが会ったのも島駐車場だったし。

ということで

神社前に車停めて

てくてく港へと歩き出す。

 

島横漁村を通って港に到着すも

シロクンからの返事ない。

おかしいな・・・・・

今日はそんなに寒くないのに

高台のほうに居るんだろうか?

ということで

 

高台を海浜公園方向に歩いたが

シロクン居ない・・・・・

仕方ないので

高台から下りて

トンネル潜って島駐車場まで戻る。



うーん・・・・

こんな日は簡単にシロクンに会えると思ってたのに

何処に居るんだろうシロクン。

あと、探す場所つったら

長突堤くらいしか・・・・・・



んん? あそこの白いのなんだ?

クーラーボックスか? ビニール袋かな?

つってたら

釣人が場所かえて突堤を引き返してくる。



んん? んんん?

白いの動かないな・・・・・

やっぱりビニール袋だったか・・・・・・

つってたら

コソコソ移動してるーーーっ! 白いの!

 

くそーーっ

あいつシロクンだろ?

なんだよ高台まで探したのに!







ということで

コソッと突堤の下の段からシロクンに近づいてみゆ



あそこの釣人の少し後方くらいだから

たぶんこの上にシロクン居るはずなんだけど・・・・・

つってたら

ピョコー!

 

あほ白毛ーーーっ!

探してたんだぞ!

なんだその顔むかつくわーーー!



ニャー! じゃねえんだよ!

なんだよ上って来いってか?



俺は猫じゃねえんだよ

こんな急勾配のとこ上がれる訳ねえだろうが

ちよっと待ってろ

突堤の根元まで戻るから・・・・・

つってたら

わあああああああああシロクン!



こえええシロクン!

勢い余って海に落ちそうで怖いぞシロクン!

ということで

港でシロクンと遊ぶ。



あぶねっ!



なんだかシロクン今日はテンション高いな!

なんか良い事あったのか?

なんにせよ

これ最近買ったばかりのデジカメですから

レンズに猫パンチは止めて!

猫爪はちゃんと引っ込めてるから遊んでるつもりなんだろうけど。









ということで

暫く港でシロクンと あはは うふふ と遊んでいたが

俺はハッ!と我に返る。

釣人の気持ち・・・・・

さっきまでシロクンと一緒に居た釣人の気持ちは・・・・・

シロクン居なくなったら寂しいんじゃないか?

俺だったら寂しいぞ・・・・・

シロクンは俺だけのシロクンじゃなく

シロクンに優しくしてくれる人みんなのシロクンですから







ということで!

シロクン! 戻るぞ!

 






ということで

俺の思惑通り

シロクンは釣人の所で立ち止まり

なんか釣人とゴソゴソと楽しそうにしていた。

 

ん? シロクンなんか食べさしてもらってるのか?





ということで

俺はそのまま突堤の中間付近で

5分ほど海を見ていましたら

シロクンが鳴きながらこっちくる。



シロクン 『さかなもらった!』



シロクン 『つりのひとにさかなもらったよ・・・・』



うん、うん

見てたから、よかったなシロクン。

あの釣人はシロクンの友達なのか?






ということで

釣人に軽くお辞儀して港へと戻ると

泥棒だあああああああ

泥棒猫がでたああああああああ



おまえ、さっき魚もらってただろ?

食い意地張ってる猫野郎だなシロクンは

つってたら

シロクン 『ちょっとタイム、肛門なめる時間きた』







けっ! ほんの数秒前に自分の肛門舐めてたくせに

ちっともかわいくねえよ!











ということなんだけど

そうやってシロクンと港でゴロゴロしていたら

長突堤の釣人が根元の岩場から降りてきたので

遅ればせながらコンニチハと挨拶して

顔見たらけっこう年配のジイサン釣人だった。



返ってきた返事は

『その猫あんたによく慣れてるなぁー』

という返事だった。

いやいや

いやいやいや

さっき、ジイサンにも懐いてたじゃない。

つったら

『うん、よくここで会う猫なんやけど』

『今日、やっと背中を撫でる事ができたんじゃ』

つわれた

俺は んん? んんん? と、思った。

どういうことだよシロクン?

さっき魚もらってただろ?

俺が探してる間も

ずっと長突堤で釣人ジイサンと一緒に居たのに

撫でさせるくらいなんだよシロクンのケチ!

つって

シロクンの顔みたら

なんと釣人ジイサンに向かって

フシャーー!と威嚇の声を上げていた。

ですから

釣人ジイサンは俺の顔を見て 『な?』 みたいな顔した。

おいおい、白毛玉、魚もらっておきながら

そんな態度はないんじゃないかなー?

ということで

たぶんその釣竿が駄目なんだと思いますよ。

この猫、人が手に長い物もってると怖がるから。

つっといたが

なんか釈然としない気持ちのまま

その釣人ジイサンが帰っていく姿を見送った。

 

あと

さっきの会話の中で釣人ジイサンに

さっき魚あげてたよね? 何匹くらい、この猫食べたの?

つって訊いてみたら

『5匹か6匹あげたよ小さい魚』

つってたので

6匹も! この! 恩知らずの白毛玉!

ということで

今日はモンプチなしな。

俺はそういう恩知らずのアレは大嫌いなんだシロクン。

だから今日はモンプチなしのカリカリだけしかあげないからな!

つって心鬼にしたけど

結局最後はシロクンのかわゆさに負けてモンプチもあげちゃった・・・・

あと

よく考えたら

おまえアレだぜ?

家で飼われている猫なんか

釣り立てピチピチの新鮮な小魚なんて食えないぜ?

そういう面ではシロクン幸せな猫だよな。

つっても

やっぱり家で飼われている猫よりは

あちこち怪我したり沢山の辛い目に遭って生きてるし

この冬だって苦労して乗り越えてきたのを知ってるので

まあ、アレだな・・・・ と、思いました。

でも

もうすぐ、あとちょっと我慢したら春がきますから

そうしたら

港の突堤にも釣人が戻って来ますから

シロクンの足元にも小魚が降ってくる数が増えるかもですから

あとちょっと頑張れシロクン。

礼儀も忘れたら駄目だぞシロクン。







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